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SAMURAI ブログ

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グループ店訪問~美容室たんぽぽ~編 佐藤エリカさん

2022-07-19
オーナー 佐藤エリカさん

2005年6月に美郷町別府に「美容室たんぽぽ」をオープン

地域のランドマーク的なお店として、

0歳から97歳の方までの幅広いお客様が来店、

その一人一人に「美」を提供する、美容室たんぽぽ。

SAMURAI設立時からの長いお付き合い、

オーナー佐藤エリカさんに

これまでの歴史、そしてこれからをたくさん聞いてきました。

広い店内

美容室たんぽぽのネーミング由来は?

 

父が町議会議員の時に作っていた議会だよりの名前が「たんぽぽ」だったんです。父が「たんぽぽ」は根っこが深く広がっている。そして強い。自分の思いも、たんぽぽのようになることを願っているんだ。ということを聞いて育った私は店舗を持つとき、カッコいい横文字やおしゃれなものをという思いもありましたが、「たんぽぽ」こそ

私のコンセプトにぴったりで誰にでも愛着を持ってもらえる名前だと思って「美容室たんぽぽ」にしたんですよ。

 


日常の風景
美容室たんぽぽオープンからまる17年続いた秘訣って?
 
「信念」「潰さない」…‥いやっ「負けじ魂」だわ!!(笑)
毎月の繰り返しのなかで、その月の中でも良いこと、思い通りにいかないこと沢山ありますよね。そのたびに悔しいと思ったり嬉しいと感じたり、スタッフが独立するときはいろいろ軋轢が起こるもので
そんな時こそ「どが~でもやっちゃるで~」と自分の心に火をともすんですよね(笑)。
でも結局はお客様がここに来ると落ち着くわ~、とかやっぱり貴女のカットじゃないとと言ってくれる思いや信頼を大切にする。
それが17年続いてるってことではないかと思いますよ。
そもそも美容師になるきっかけって?
 
美容師になるとは全く思ってなかったんですよ。
普通に進学して就職して、それこそ公務員とか保育士さんとかって漠然と思っていたのですが、仲の良かった友人が学校を辞めて美容室で勤め始めたんです。
その頃って「カリスマ美容師」って呼ばれる人がすごく注目されてるときでテレビでも雑誌でもホント毎日目にするような感じだったんです。
そして友人も凄い楽しそうに仕事をしているのを見て、
急に変更ですよ(笑)。進路相談で美容師学校に行くって!!
カリスマ美容師の人たちが颯爽とした手さばきで変身させる姿に
あんな風になってみたいと思い立ったんですね。
 
小さなころからそんな行動力があったんですか?
 
いやいや、人見知りのおとなしい子供でしたよ。
飴をねポケットに入れて配るんですよ、そしたら人が寄ってきてくれるんじゃないかと(笑)かまってくれるんじゃないかと。
そんな感じだったんですけど
中学2年生だったかな、合唱コンクールの指揮者になったんです。
伴奏ピアノは親友で県大会まで行けたんですよ。
その頃かな、自信がついたっていうか何か目覚めたっていう感じ。
スタッフの中井さんと
これからの美容室たんぽぽは?
 
まず、リフォームして、美容室とエステを分けた内装にして
それぞれの責任者がしっかり運営できるようにしたいですね。
そして、聞いた誰もが、美容室たんぽぽってあっ美郷の!!って
言われるようにしたいです。
そして10年後は…引退(笑)。っていうかいろんなことを任せて
ゆっくりとしたいことをやりたいですね。
 
【編集長のひとりごと】
スタッフの中井さんは、中学生の時から通っていたお客さんだ。
6年前エリカさんが誰かお店を手伝ってくれる人いないかな?
そう聞いた時「私じゃダメですか」と言ったのが始まりだった。
その後、エリカさんの娘すみれさんも美容師となりこのたんぽぽで歩みを始める。
わかった!!オーナーシップを持っているのだ。
やりたいことやどうしたいのかを素直に口に出し、多くの人に分け隔てなく言えるのだ。
エリカさんの思いを聞いた時、パズルのピースとなってエリカさんの完成図を一緒に作りたいと思わせる。
本人は負けじ魂と言うけれど、私には「責任なんです」と聞こえてくる。だからお客様や共に仕事する人は安心し長く強い信頼関係を紡ぐのだろうと思う。
 
私も多くの時間をエリカさんと過ごしたが、好奇心と探求心にいつも驚かされる。いろんな話のアンテナが張り巡らされてそれが仕事にどうつながるのかを考えていると思う。
行動制限のなかったとき、経済番組で話題になったリゾート施設の話をしてたら、家族で行ったよと体験談を教えてくれたり
ヘアケア製品の勉強会をして欲しいとお願いすれば化粧品業界では届かない知識をわかり易くレクチャーしてくれたりと、半歩先に光が灯るのだ。種の綿毛が空いっぱいに広がるように店内に会話が飛んでいる美容室たんぽぽ。
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